根拠なき熱狂
読み方: | こんきょなきねっきょう |
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英語: | Irrational Exuberance |
分類: | 概念 |
根拠なき熱狂は、マーケットにおいて、バブルかは分からないものの、投資家がバリュエーションを懸念しながらも、強気ポジションを拡大しているような状況(相場の行き過ぎ)を言う場合に使われる用語です。
1996年12月の米国株式市場において、S&P500の年間上昇率が約21%、また株価収益率が平均して予想利益の19倍強という中で、当時、FRB議長だったアラン・グリーンスパン氏が上がり続ける株式相場に対して、12月5日の講演で使った用語に由来し、以降、ネットバブルやトランプ相場などでも度々使われています。
<グリーンスパン氏が講演で述べたもの(抜粋)>
But how do we know when irrational exuberance has unduly escalated asset values, which then become subject to unexpected and prolonged contractions as they have in Japan over the past decade?
しかし、根拠なき熱狂が過度に資産価格を押し上げ、その後日本で過去10年間起きたような予想外の長期にわたる縮小にさらされてしまう局面を、我々はどうやって知るのだろうか?