ザラ場
読み方: | ざらば |
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英語: | Continuous session |
分類: | 株式市場 |
ザラ場は、寄付きから引けまでの取引時間、およびその間の売買方法などを総称したものをいいます。これは、主に株式市場で使われる用語で、「ザラにある普通の場」という意味に由来する呼称となっています。
・寄付き:1日の取引や後場の取引の最初に成立する売買
・引け:前場または後場の取引の最後に成立する売買
現在、日本の証券取引所(金融商品取引所)の「ザラ場」での取引は、オークション方式(競争売買方式)により、価格優先・時間優先・成行優先のルールに従って競争売買が行われ、順次、条件のあったものから売買が成立します。
|価格優先|
買い注文の場合はより高い値段が、売り注文の場合はより低い値段が優先される。
|時間優先|
同じ注文価格に注文が入った場合は、時間の早い注文が優先される。
|成行優先|
同じ時間に注文が入った場合は、成り行きが優先される。
一方で、ザラ場に対して、「寄付き」と「引け」の取引については、一斉に売買注文を集めて、それらの条件を刷り合わせる「板寄せ方式」により売買が成立します。
なお、ザラ場では株価は常に変動しており、また引けに取引がなく、ザラ場でついた株価のまま取引が終了することを「ザラ場引け」と言います。