値付率
読み方: | ねつきりつ |
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分類: | 指標 |
値付率は、証券取引所の上場銘柄のうち、立会中(取引時間中)に売買が成立し、約定値段が付いた銘柄の割合(%)をいいます。
株式市場において、人気の広がり具合(市場の活況度合い)を知る一つの手掛かりとして利用されているもので、通常、値付率が高い時は、市場が活況であることを、一方で低い時は、市場が閑散商状にあることを示しています。
近年、日本の主要な株式市場である東証プライムの「平均値付率=(売買成立銘柄数/全上場銘柄数)×100」は、100%近くで推移することが多いですが、一方で東証プライム以外の値付率はこれよりも少し低く、また地方の証券取引所では大幅に低くなっており、取引が閑散としています。
ちなみに、日本経済新聞(朝刊)のマーケットデータ欄には、プライム市場、スタンダード市場、グロース市場の「上場銘柄数」と「売買成立数」のデータが記載されているので、これより値付率を簡単に算出できます。