騰落レシオ
読み方: | とうらくれしお |
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英語: | Up-down ratio |
分類: | 指標 |
騰落レシオは、株式市場の一定期間の「値上がり銘柄数」を「値下がり銘柄数」で割り、百分率(%)で表したものをいいます。
相場全体の過熱感(強弱)を見るための指標として使われ、また買われすぎや売られすぎを見るためのテクニカル指標にもなっており、具体的には、5日や25日などの一定期間を取って算出されます。
●5日騰落レシオ
(5日間の値上がり銘柄数の合計÷5日間の値下がり銘柄数の合計)×100で計算したもの。
●25日騰落レシオ
(25日間の値上がり銘柄数の合計÷25日間の値下がり銘柄数の合計)×100で計算したもの。
上記で、5日騰落レシオは短期的な市場の過熱感を、25日騰落レシオは中期的な市場の過熱感を見る際の有効な指標と言われています。
現在、日本の株式市場においては、「東証プライムの25日騰落レシオ」がよく使われ、120%以上は買われ過ぎ(加熱気味)、そして70%以下は売られ過ぎ(底値ゾーン)と判断されることが多いです。
・騰落レシオ=100%:市場は中立の状態
・騰落レシオ>100%:値上がり銘柄の方が多い
・騰落レシオ<100%:値下がり銘柄の方が多い