内需関連株(内需株)
読み方: | ないじゅかんれんかぶ |
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英語: | Domestic demand related stock |
分類: | 銘柄(テーマ) |
内需関連株(内需株)は、事業基盤が主に日本国内にあり、国内需要(内需)の変動が企業業績に大きな影響を及ぼす業種の株式(銘柄)をいいます。
日本国内で物やサービスを提供することが収益の柱となっている企業を指し、また国内景気が好調な時に、より業績の拡大が見込まれる傾向があり、具体的には、建設や不動産、倉庫、運輸、ホテル、鉄道、電力・ガス、鉄鋼、セメント、紙・パルプ、金融、通信、小売、外食などの銘柄が該当します。
一般に内需株は、住宅建設や公共事業、企業の設備投資、個人の消費支出などの国内景気に左右され、また地価や賃料などの不動産市況の影響を受けることもあります。また、輸入を行っている企業や輸入製品に依存する企業などの場合は、円高の時に利益が増え、円安の時に利益が減る傾向があります。
一方で、内需株に対して、輸出や海外現法の売上など、海外事業が収益の大きな柱となっている業種の銘柄を「外需関連株(外需株)」と言います。
<本用語の使用例>
・化粧品やゲームといった内需株を中心に買われた
・日経平均は安値圏でもみあい、建設業など内需株が底堅い
・輸出関連株に加え、小売業など内需関連株にも買いが広がり、全面高となった