先導株比率
読み方: | せんどうかぶひりつ |
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分類: | 指標 |
先導株比率は、株式市場において、1日の総売買高(総出来高)に占める上位10銘柄の比率(%)をいいます。
市場全体に対する物色銘柄の集中度合いを測る指標で、「上位10銘柄の出来高合計」を「市場全体の出来高」で割って算出されますが、一方で日々の値では、振幅が大きくなるため、6日ないし25日の移動平均が用いられることが多いです。
一般に先導株比率が高いと、相場が過熱気味であるのに対して、先導株比率が低いと、物色の焦点が定めっていないとされます。また、本比率が異常な高まりを示したり、異常に低くなったりした後には、物色の流れが変化したりすることがよくあります。
◎材料株など積極的に売買された銘柄への集中度を示し、相場を盛り上げるリード役となる銘柄(中心銘柄)が存在するかによって数値が異なってくる。
◎通常、15%~30%で推移することが多いが、本数値が高いと特定の銘柄が物色されて相場の柱となっていることを示す。
◎上位10社で30%を超えるようであれば、相場の行きすぎの一つの目安となり、逆に15%を下回るようであれば、主導する柱となる銘柄が不在の焦点の定まらない相場とされ、主導銘柄の不在で相場が低迷していることが多い。