含み資産株
読み方: | ふくみしさんかぶ |
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分類: | 銘柄(視点) |
含み資産株は、「含み資産関連銘柄」とも呼ばれ、株式市場において、不動産や有価証券などの保有資産に多くの含み益を抱えている企業の株式(銘柄)をいいます。
保有資産の含み益とは、企業の帳簿上の資産価値と、時価によって算出した資産価値(現時点でこれらの資産を売却した時に市場で評価される評価額)との「差額(評価上の利益額)」をいいます。
一般に含み資産が多い企業(含み資産株)は、表面的な資産額より実質的な純資産額が大きいと捉えられる傾向があり、時として、株式市場で高く評価されたり、再評価されたりすることがあります。
例えば、業績不振で株価が大きく下落した際に、含み資産等を考慮した実質的な純資産額から見て割安と判断された場合、一転して買われて株価が反騰することがあります。