発行日決済取引
読み方: | はっこうびけっさいとりひき |
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分類: | 株式取引 |
発行日決済取引は、「発行日取引」とも呼ばれ、上場企業によって有償株主割当増資が行われる際に発行される新株式について、その新株式が発行される前の段階で行う売買をいいます。
具体的には、新株式を株主が取得するまでの間、売却できないことによる価格変動リスクを回避する目的で行われるもので、現在、権利落日から証券保管振替機構における新株式の新規記録日の2営業日前まで取引され、また売買の約定日に関わらず、取引期間の最終日から起算して3営業日目に一括決済が行われます。
なお、発行日決済取引は、信用取引と同様、手元に現物がない状況での売買のため、委託保証金制度が設けられており、また同一銘柄について売付株数と買付株数が同数となっている部分は、損益金の授受による決済ができます(実施銘柄は、証券取引所のウェブサイトに掲載)。