価格変動リスク
読み方: | かかくへんどうりすく |
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英語: | Price fluctuation risk |
分類: | リスクとリターン |
価格変動リスクは、投資対象の資産価値が変動することによるリスクをいいます。これは、マーケットで取引価格(時価)が上下に変動することにより、投資対象の資産価値が変動する可能性のこと、または投資対象の資産価値が変動することにより、当初期待していた収益が得られなくなる可能性のことを指します。
なお、本リスクを定量的に分析する場合は、実際の値動きをもとに、標準偏差などの統計指標を使って算出します。
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価格変動リスクの対象商品
投資対象のリスクとは、"損益の不確実性"を意味し、取引(投資)した直後から「価格変動リスク」にさらされ、すぐに評価益(含み益)または評価損(含み損)が発生することになります。
一般に価格変動リスクの対象となるものとして、株式や債券、投資信託、ETF、ETN、REIT、外貨預金、外国為替証拠金取引、CFD取引、株価指数先物・オプション取引、バイナリーオプション、商品先物取引、暗号資産取引、金、プラチナ、変額年金保険などがあります。
価格変動リスクの仕組み
価格変動リスクは、日々取引される投資対象の資産価値が、世界情勢や経済環境、社会状況、天変地異、金利、為替、株価、商品市況などの状況によって変動する可能性であり、通常、「市場リスク(市場全体の動きによるもの)」と「個別リスク(商品特有の問題)によるもの」との2つに分けて考えることができます。
また、大きなリターンが期待できる投資対象は、価格変動リスクも大きくなるのに対して、小さなリターンしか期待できない投資対象は、価格変動リスクも小さくなる傾向があります。