持たざるリスク
読み方: | もたざるりすく |
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分類: | リスクとリターン |
持たざるリスクは、想定外の上昇相場において、株式などを買わないことによって発生するリスクをいいます。
具体的には、機関投資家が顧客の資産を預かって運用する中で、ポートフォリオの組入比率が十分でない状況下で、相場が想定外に急騰した場合に、「インデックス(ノルマ)を下回るパフォーマンスになりかねず、顧客からクレームが来るかもしれない」というリスクを指します。
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持たざるリスクという言葉と相場
持たざるリスクは、例えば、株価上昇の持続性に懐疑的で、株式の比率を低めにしていた機関投資家のパフォーマンス(運用成績)が、想定外の株価上昇によって市場平均や同業他社を下回りかねない状況下において、証券会社などが機関投資家に対してよく口にする言葉となっています。
また、この場合、出遅れた機関投資家が慌てて買いを入れるため、相場の上昇に弾みが付きやすいと言われています。
持たざるリスクの認識(個人の場合)
個人の場合、預貯金の比率が多く、金融資産の構成で将来的なインフレリスクはありますが、一方で金融資産の運用では、ノルマは一切ない(運用成績を競う必要はない)ので、株式等の相場上昇に慌てる必要はなく、「持たざるリスク」は特に存在しません。