イベントリスク

英語: Event Driven Risk
分類: リスクとリターン

イベントリスク(Event Driven Risk)は、事前に予期できない出来事によって引き起こされる、混乱の危険性(リスク)をいいます。

具体的には、大規模テロ事件の発生、地域紛争の勃発、地震・台風等の巨大な自然災害、ウイルス感染症のパンデミック、主要国・注目国等の要人死去、世界的な大企業の倒産などの出来事が突然起こることにより、世界経済やマーケットに大きな衝撃や損害を与えることをいいます。

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イベントリスクの事例

21世紀に入ってからも、以下のようなイベントリスクが実際に発生し、その一瞬の出来事がマーケット(株式市場等)を大暴落させ、世界各国を連鎖的に揺らがし、大きな混乱に陥れることになりました。

・2001年9月11日の米国同時多発テロ
・2008年9月15日のリーマンショック(米大手投資銀行のリーマン・ブラザーズの破綻)
・2011年3月11日の東日本大震災
・2020年のコロナショック(新型コロナウイルス感染症のパンデミックによる世界的な金融・経済危機)

イベントリスクの発生と対応

昨今では、衝撃度があまりに大きなイベントリスクが起った時は、G7やG20などの世界の主要国が電話会議や緊急会合を開くなど、国際協調をすることが多くなっています。

また、マーケット(市場)においては、主要国の金融当局が連携を緊密に取り、市場のパニック(混乱)を早急に収めようと努力しますが、一方で混乱が中々収まらず、しばらく続くことも珍しくないので注意が必要です。

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