効力発生日
読み方: | こうりょくはっせいび |
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分類: | 権利 |
効力発生日は、株式取引やM&Aなどで使われる用語で、何らかの効力が発生する日をいいます。
株式取引では、株主としての権利が発生する日をいい、例えば、公募等の新株発行の場合は、新株の引受人が発行会社に払込金を払い込む最終日(払込期日)が効力発生日となり、また株式分割の場合は、基準日(権利割当日)の翌日を効力発生日とし、証券保管振替機構を通じて新株がなくとも決済できるようにしています。
※2006年以前の株式分割は、発行企業が決定する期日が効力発生日となっていた。
<株式分割の効力発生日の変更>
2006年以降、株式分割で、現在のような措置が取られるようになったのは、2005年のライブドア事件などがきっかけでした。当時、大幅な株式分割後に、基準日から新株が交付される効力発生日までの約50日間において、発行済株式総数が理論的には増加するにも関わらず、実際に売買できる流通株式数が変化しないため、株式の需給バランスが崩れるなど、投資家に与えた悪影響を問題視したことに起因します。