健康保険組合

【読み方：けんこうほけんくみあい、分類：医療】

健康保険組合は、「健保組合（健保）」とも略され、健康保険法に基づき、健康保険を営むために、適用事業所の事業主、その適用事業所に使用される被保険者及び任意継続被保険者をもって組織される団体（公法人）をいいます。

主に大手企業とそのグループ企業の従業員が加入している健康保険（公的医療保険）で、中小企業向けの「全国健康保険協会（協会けんぽ）」、自営業者や退職者などが入る「国民健康保険」と共に、日本の国民皆保険制度を支えています。

現在、健康保険の保険料は、企業と従業員が原則折半して負担し、病気やケガなどで医療機関を使った場合、従業員とその家族の医療費は原則3割の自己負担を除いて健保組合が支払います。また、健保組合では、健康保険法に基づき、国が行う被用者医療保険事業を代行するほか、健康診断等の事業も手掛けています。

※公務員や教職員などの医療保険は、健康保険法ではなく、国家公務員共済組合法などに基づく「共済組合」に加入。