源泉所得税
【読み方:げんせんしょとくぜい、分類:税分類】
源泉所得税は、特定の所得に対して、源泉徴収される所得税(国税)をいいます。
通常、所得税は、所得者自身が一年間(その年)の所得金額とそれに対する税額を計算し、自主的に申告して納付する「申告納税制度」を前提としていますが、一方で給与や利子などの特定の所得については、その所得の支払いの際に支払者が所得税を徴収(源泉徴収)して納付する「源泉徴収制度」が採用されています。
<居住者に対する源泉徴収の対象とされている所得の種類>
1.利子等
2.配当等
3.給与等
4.退職手当等
5.公的年金等
6.報酬・料金等
7.保険業法に規定する生命保険会社、損害保険会社等と締結した保険契約等に基づく年金
8.定期積金の給付補金等
9.匿名組合契約等に基づく利益の分配
10.特定口座内保管上場株式等の譲渡による所得等
11.懸賞金付預貯金等の懸賞金等
12.割引債の償還差益