十字線
【読み方:じゅうじせん、分類:ローソク足】
十字線は、「寄せ線」とも呼ばれ、ローソク足の寄引同時線の一つで、始値と終値が同一で、その値段を挟んで高値と安値が存在するローソク足の形状をいいます。これは、高値に向かって上ヒゲが、安値に向かって下ヒゲが出ており、その姿が十字になっていることから「十字線」と呼ばれています。
一般に十字線は、相場に対する強気と弱気の参加者(投資家)の力関係が拮抗していることを示し、相場の転換を暗示するシグナル(サイン)とされています。具体的には、高値圏で十字線が現れた場合は「下落のサイン」、安値圏で十字線が現れた場合は「反騰のサイン」とされています。