練行足

【読み方:れんこうあし、分類:チャート】

練行足(練り足)は、英語で「Renko Chart」と呼ばれ、「カギ足」や「新値足」と同様、時間の概念を取り去った、非時系列チャートの一つをいいます。

具体的には、一定の値幅を決め、その値幅以上に動いた時だけ、新たに値幅分の足を記入し、上昇時は「陽線」、下降時は「陰線」を記入します(一定の変化が見られない時は何も記入せず)。また、陽転または陰転となるは、反対方向へ決めておいた値幅の2倍以上の値動きがあった時に記入します。

練行足(Renko Chart)の例

一般に練行足では、上方に陽転換すると「買いサイン」、下方に陰転換すると「売りサイン」と判断します。また、その仕組み上、設定した値幅に満たない値動きは反映しないため、トレンド転換のタイミングは結構遅れて表れるという性質があり、短期トレードの判断には不向きで、中長期投資の判断に適しています。

なお、値動きが小さい時は、チャート上の時間が圧縮される一方、値動きが大きい時は、チャート上の時間が伸長するといった特徴があります。

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