下値遊び
【読み方:したねあそび、分類:酒田五法】
下値遊びは、下落相場において、大陰線が出現し、その後、小幅のもみ合いが続き、最後に窓を開けて陰線が出現する一連のローソク足の形状をいいます。
大陰線が出た後、5~10本ほどの短線が連続し、最後に下放れの陰線が出て完成するもので、その過程において、もみ合っている時は底値を形成しているとも取れますが、実際は下落相場の中段保ち合いに過ぎなかったということも多く、相場の方向性の見極めは結構難しいです。
一般に下値遊びでは、上放れするなど最終的な形状が完成しなければ、上昇転換の可能性もありますが、一方で下放れして最終的な形状が完成すれば、暴落の始まりの可能性もあるので、取引のリスク面を考慮すれば、もみ合い期間中は無理に手を出さない方が無難と言えます。