3次元プリンター/3Dプリンター

読み方: さんじげんぷりんたー
英語名: 3D printer
分類: ビジネス・産業|装置

3次元プリンターは、「3Dプリンター」や「3D印刷機」とも呼ばれ、立体物を表すデータをもとに、樹脂や金属粉末などを積層させ、立体造形物を作ることができる装置(デバイス)をいいます。これは、通常の紙に平面的に印刷するプリンターに対して、3DCADや3DCGのデジタルデータをもとに、3次元(3D)のオブジェクト(立体物)を造形するデバイスを指し、世界的には米国企業が製品や特許などで先行しています。また、日本企業おいても、今後の競争力を向上させる基盤技術として注目されており、多くの企業が独自技術の開発や製品の製造を急いでいます。

その基本的な仕組みは、コンピュータ上で作った3Dデータを設計図として、断面形状を積層していくことで立体物を造成するというものであり、具体的には、液状の樹脂に紫外線等を照射して少しずつ硬化させていく方法、熱で融解した樹脂を少しずつ積み重ねていく方法、粉末の樹脂に接着剤を吹きつけていく方法、レーザーの高熱で金属粉を溶かし固めて成形していく方法など様々なタイプがあります。また、その製品については、製造業の現場で使える数千万円の高性能なものから、中小企業や個人などでも手軽に使える数万円の安価なものまであり、その種類は多様で価格も幅広いです。

現在、3Dプリンターは、3Dデータを立体造形物として簡単に実体化・可視化することができるため、製造業を中心に建築・医療・教育・先端研究・司法など幅広い分野で普及しています。その具体的な用途については、業界によって様々ですが、製造業では、製品や部品等の試作やモックアップ、最終製品などとして、建築分野では、コンペやプレゼン用の建築模型などとして、医療分野では、術式検討用の患部モデルなどとして、教育分野では、教材や教育ツールなどとして、先端研究分野では、各々の研究用途に合わせたテストパーツなどとして、また司法分野では、犯罪現場の再現モデルなどとして、幅広く使用されています。