海上運賃先物/海上運賃先渡契約

読み方: かいじょううんちんさきもの
英語名: Forward Freight Agreement
分類: デリバティブ|先渡取引

海上運賃先物(海上運賃先渡契約)は、「FFA」とも呼ばれ、運賃デリバティブの一つで、将来の海上運賃の上下を予想(想定)して、差金決済する契約(先渡取引)のことをいいます。これは、1990年代前半に海運会社や商社などを中心に誕生し、それまでは主に海運会社や商社などが運賃の変動をヘッジする目的で利用することが多かったですが、今日では金融機関やファンドなどが投機的な取引で利用することも多いです。

一般に海上運賃先物は差金決済方式で、実際の用船契約はなく、取引対象はケープ型やパナマックス型といった船型毎に分かれます。また、従来は当事者同士の相対取引が中心でしたが、2008年9月のリーマンショック以降は、取引相手が破綻しても決済不能リスクを回避できるため、クリアリングハウス(清算機関)を取引相手とする清算取引が主流となっています(取引参加者は、清算機関に手数料を支払い、清算機関は取引相手に代わって決済業務を担う)。なお、清算取引では、通常、決済価格は市場指数を基に決定され、トレーダーは契約書の価格と市場指数の差額を受け払いすることになります。