航空機ファイナンス

読み方: こうくうきふぁいなんす
分類: 金融業務|金融サービス

航空機ファイナンスは、航空会社に対して、航空機の購入代金を融資したり、リースしたりする金融をいいます。これには、大きく分けて「協調融資方式」と「リース方式」があり、またリース方式については、最終的に機体の所有権が航空会社に移る「ファイナンスリース」と、リース会社が契約終了後に引き取って中古市場で売却する「オペレーティングリース」の二種類があり、後者が主流となっています。

世界の航空業界において、通常、一機当たり100~300億円程度する中大型の航空機(旅客機)を一括払いで購入できる航空会社は少なく、当面の資金負担を抑えて事業拡大による運行機数を増やすために、「航空機ファインナンス」が使われます。また、その際には、航空会社の信用力よりも、対象となる航空機が生み出す収益力がベースとなるのが一般的です(航空会社の破綻は、本ファイナンンスの大きなリスク)。

現在、新興国の経済成長や格安航空会社(LCC)の台頭などで世界の航空機需要は堅調に推移し、年間の資金需要が非常に巨額である中、日本の金融機関も航空機ファイナンスに積極的に対応しています。具体的には、メガバンク系は海外の有力な航空機リース事業などを買収し事業を拡大しており、また地銀もLCC等の協調融資に積極的に参加しています。

なお、航空ビジネス(航空旅客の需要)は、世界景気や国際紛争、大規模テロ、インフルエンザなどに影響されやすく、また財務力の脆弱な航空会社も少なくないため、最終的に資金を回収できるかどうかが本ファイナンスの成否を左右することになります。