逆日歩

読み方: ぎゃくひぶ
分類: 株式|信用取引

逆日歩は、株式信用取引で株不足になった時に、売り方が株を調達するために支払う株の借り賃のことをいいます。これは、信用売り(空売り)のために借りる株に対して、貸株料とは別に掛かることがあるコストで、株不足のために生じた品貸料を信用取引の売り方から見たものをいいます。

一般に証券会社が信用取引で資金や株が不足している時に、証券金融会社から資金や株を調達する取引である「貸借取引」において、貸株残高が融資残高を超過した際に株不足が発生し、その不足分の株を証券金融会社が機関投資家などから有料で借り入れた時に「品貸料」が発生します。そして、この品貸料は、最終的に逆日歩のついた銘柄の信用売りをしている全ての投資家が支払う一方で、信用買いをしている全ての投資家が受け取ることになります。

通常の信用取引では、信用買いをしている方が金利(日歩)を支払い、信用売りをしている方が日歩を受け取りますが、これとは反対の方向で資金の支払いや受け取りの流れが発生することから「逆日歩」と呼ばれます。また、逆日歩の計算方法については、例えば、1000株の空売りの場合、決済するまでの10日間で1株につき毎日1円ずつ付いたら、トータルの逆日歩は1万円(=1円×1000株×10日)となります(取引のない休日も含めて計算)。ちなみに、日歩とは、利率の表記方法の一つで、元金に対する1日あたりの利息額のことをいいます。

なお、株不足がひどい銘柄の場合、逆日歩が取引手数料や貸株料を大きく上回ってしまうこともあります。また、逆日歩が生じるとそれを嫌った買い戻しが出る一方で、逆日歩が生じている銘柄はたいてい下落局面にあるため、売りの勢いもある結果、買い注文と売り注文が共に殺到し、値動きがさらに激しくなることもあります。このような状況では、無理に手を出さない方がよく、それを戒めた「逆日歩に買いなし、逆日歩に売りなし」という格言があります。

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