アリコジャパン（ALICO Japan）

アリコジャパン（ALICO Japan）は、その昔、アリコ（ALICO）の日本支社で、1973年に日本で初めて営業を開始した外資系生命保険会社です。

設立以来、日本での事業は順調に成長しましたが、世界金融危機の影響により、2010年に親会社のAIGが経営再建をする中で、子会社のALICOが米生保最大手のMetLifeに売却されたことに伴い、2011年4月にブランド名が「メットライフ アリコ」になりました。

その後、2014年7月にブランド名が「メットライフ生命」に変更され、ついに「アリコ」のブランド名は消滅しました。

目次：コンテンツ構成

• ALICO（アリコ）の会社概要
• アリコジャパンの変遷（成長と終焉）
• アリコジャパンの主な取扱商品（2010年10月時点）

ALICO（アリコ）の会社概要

ALICO（アリコ）は、AIGの子会社で、かつて、国際的に事業を展開する生命保険会社の中で、世界で最大級かつ最も多角的な企業の一つでした。しかしながら、2010年に親会社のAIGが経営再建をする中で、米生保最大手のMetLife（メットライフ）に売却されました。

ALICO（アリコ）の事業展開

ALICOとは、"American Life Insurance Company"の略で、その昔、米保険大手のAIGの主要メンバーとして、日本をはじめ、ヨーロッパ、中東、南アジア、中南米、カリブ諸国を含め、世界の55以上の国・地域でグローバルに生命保険事業を展開していました。

ALICO（アリコ）の沿革

・1921年：American Life Insurance Company（アメリカン・ライフ・インシュアランス・カンパニー）を設立
・1951年：ALICO（アリコ）に改称
・1953年：カリブ諸国および中東地域へ進出
・1954年：日本で支社を開設し、外国人向けに営業を開始
・1972年：日本で日本人向けに営業認可を取得
・1973年：日本で外資系生保第1号として日本人向けに営業を開始
・1989年：中東欧に進出し、ヨーロッパ全域へ営業網を拡大
・2010年：米AIGが米MetLifeへALICO株式を譲渡
・2011年：日本のブランド名をメットライフ アリコに変更
・2012年：日本法人のメットライフアリコ生命保険が営業を開始し、メットライフ アリコの保険契約を包括移転
・2014年：会社名をメットライフ生命保険に、ブランド名をメットライフ生命に変更

アリコジャパンの変遷（成長と終焉）

AIGの子会社として、1954年に日本に進出した「アリコジャパン（ALICO Japan）」は、約半世紀後にAIGがALICOをMetLifeに売却したことにより、2011年4月に「メットライフ アリコ」になり、その後、2014年7月に「メットライフ生命」となりました。

アリコジャパンの発展

アリコジャパンは、日本で営業を開始して以来、「創造と挑戦」をモットーに、生命保険業界での数々の日本初を達成しながら成長を続けていました。

具体的には、万一の時の保障から資産形成まで幅広い商品を、コンサルタント社員、保険代理店、通信販売、金融機関など様々な販売チャネルを通して提供し、業容は順調に拡大していきました。また、「Beyond Customers’Expectation」をスローガンに掲げ、常に顧客の声に耳を傾け、一人ひとりに確かな安心をお届けすることを目指していました。

アリコジャパンの終焉

世界金融危機で米政府の管理下になった親会社のAIGの経営再建の一環として、2010年に子会社のALICOが米生保最大手のMetLifeに売却（譲渡）されたことに伴い、アリコジャパンは、2011年4月にブランド名が「メットライフ アリコ」になりました。

そして、2014年7月にブランド名が「メットライフ生命」に変更され、ついに「アリコ」のブランド名は消滅しました。

アリコジャパンの主な取扱商品（2010年10月時点）

アリコジャパン（ALICO Japan）は、日本において、長い間、顧客の多様なニーズに応えて、充実した保険商品を提供していました。

2010年にALICOがMetLifeの傘下になり、2014年7月にブランド名の変更により、アリコの名前が完全に消え、メットライフ生命となり、アリコは終焉しました（アリコの既存契約は存続）。

なお、下記は、メットライフに売却前の2010年10月時点の取扱商品を記録として残しました。