トヨタファイナンシャルサービス証券
トヨタファイナンシャルサービス証券(トヨタFS証券)は、日本の証券業界において、2000年7月から2010年4月まで、約10年ほど存在した、トヨタ自動車系の証券会社です。2010年4月に、同じ中部地区の東海東京証券に吸収合併され、消滅しました。
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トヨタFS証券の会社概要
トヨタFS証券は、その昔、トヨタ自動車のモノづくりで培った「安心」「わかりやすさ」「便利さ」を、常にお客様の立場に立って実現していくことをポリシーとしていましたが、2010年4月に東海東京証券に吸収合併され、消滅しました。
商号 | トヨタファイナンシャルサービス証券株式会社 |
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本社所在地 | 愛知県名古屋市中区錦二丁目17番21号 |
設立日-消滅日 | 2000年7月19日-2010年4月5日 |
株主構成 | トヨタファイナンシャルサービス株式会社100% ※トヨタ自動車が100%出資して設立した金融統括会社 |
取引窓口 | インターネット取引、コールセンター取引、店舗取引 |
トヨタFS証券の沿革(最後は東海東京証券に吸収合併)
トヨタFS証券は、2000年7月にお客様本位で事業を展開してきたトヨタ自動車のビジネスの考え方をベースに発足し、営業時には幅広い金融サービスを提供し、個人のお客様の一生を通じて財産づくりに貢献することを目的としていました。
◎ビジネスの基本には、個人のお客様の支持が得られなければ何も出来ないということを中核である自動車ビジネスを通して経験し、体得してきたという自負があった。
◎「モノづくり」で培ったTOYOTAのスピリットを金融サービスの世界でも引き継ぎ、実現していくことを基本とし、常に「カスタマーファースト」の考え方を従業員に徹底し、またお客様の満足度の向上にむけた取組みとして「カイゼン活動」も行っていた。
しかしながら、時代の変化の中、2010年1月に、同じ中部地区にある東海東京フィナンシャル・ホールディングスに譲渡され、同社の完全子会社となり、その後、同年4月に東海東京証券に吸収合併されました。
・2000年:トヨタFS証券の設立を決定・公表、証券業の登録完了
・2001年:コールセンターとインターネットによる個人向けサービスを開始
・2002年:豊田市に初の有人店舗を開設、トヨタ関連の個人向け債券を募集
・2003年:個人向け国債の取扱いを開始、保険募集業務を開始
・2004年:有人店舗を拡大、証券仲介業制度を利用した業務を開始
・2005年:有人店舗を拡大、貸金業登録、5万口座突破
・2007年:有人店舗を拡大、金融商品取引業者として登録
・2010年:東海東京証券が同社を吸収合併
トヨタFS証券の取扱商品とサービス(営業時)
トヨタFS証券は、その昔、トヨタグループの株式を1つのファンドにパッケージした投資信託や、トヨタ自動車の販売金融子会社発行の外貨建て債券など、トヨタらしい金融商品も取り揃えていました。
取扱商品 | 投資信託(株式投信、MMF、MRF、外貨MMF・・・) 投信積立(ファンドの積立投資) 債券(外貨建て債券、個人向け国債・・・) 他 |
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サービス | 特定口座 ポイントサービス(TSキュービックカード連携) 投資情報、セミナー 電子交付サービス 収益分配金・利金・償還金の受取り指定サービス 他 |