UFJつばさ証券
UFJつばさ証券は、2002年6月1日から2005年9月30日まで使われた証券会社の旧称で、現在の三菱UFJモルガン・スタンレー証券の前身会社の一つです。
2000年4月にユニバーサル証券、太平洋証券、第一證券、東和証券の4社が合併して「つばさ証券」となり、その後、2002年6月につばさ証券とUFJキャピタルマーケッツ証券が合併して「UFJつばさ証券」となりました。
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UFJつばさ証券の変遷
2000年代前半、UFJつばさ証券は、UFJ銀行やUFJ信託銀行、UFJニコスと共に、UFJホールディングス傘下(UFJグループ)の中核企業の一つでした。
金融業界の激変の中、2005年10月にUFJホールディングスと三菱東京フィナンシャル・グループが経営統合して「三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)」が発足したのに伴い、三菱証券と合併して「三菱UFJ証券」となりました。
その後、グループ内の証券事業の再編によって、現在は「三菱UFJモルガン・スタンレー証券」となっています。
◎2002年6月につばさ証券とUFJキャピタルマーケッツ証券が合併し、「UFJつばさ証券」が発足した。
◎2005年10月に三菱証券とUFJつばさ証券が合併し、「三菱UFJ証券」が発足した。
◎2010年5月に三菱UFJ証券がモルガン・スタンレー証券(現・モルガン・スタンレーMUFG証券)のインベストメントバンキング業務を統合し、商号を「三菱UFJモルガン・スタンレー証券」に変更した。
つばさ証券の概要
つばさ証券は、2000年4月1日に、ユニバーサル証券、太平洋証券、第一證券、東和証券の4社が合併して発足した証券会社です(2000年4月-2002年5月)。その後、2002年6月1日に、UFJキャピタルマーケッツ証券と合併して「UFJつばさ証券」となりました(存続会社:つばさ証券)。
ユニバーサル証券
ユニバーサル証券は、1984年に東光証券と大和証券投資信託販売が合併して発足した証券会社です。営業当時(1984年-2000年)、投資信託等の募集に実績があったほか、運用会社を設立して運用面での機動力を強化し、また海外現法を設立するなど国際化にも対応しました。
・1948年:東光証券を設立
・1960年:大和証券投資信託販売を設立
・1984年:東光証券と大和証券投資信託販売が合併して「ユニバーサル証券」を発足
・1986年:ロンドンに現地法人を設立
・1987年:香港に現地法人を設立
・1988年:ユニバーサル投信を設立
・1989年:東証・大証・名証の第二部に上場
・1990年:トレーディングルームを開設
・2000年:3社と合併して「つばさ証券」となる
太平洋証券
太平洋証券は、1985年に小柳證券、大福証券、山一證券投信委託販売が合併して発足した証券会社です(1985年-2000年)。
・1931年:小柳正治商店を創業(前身)
・1944年:小柳證券を設立
・1967年:持田証券の営業権を取得
・1970年:有賀証券の営業権を取得
・1985年:小柳證券、大福証券、山一證券投資信託販売が合併して「太平洋証券」を発足
・2000年:3社と合併して「つばさ証券」となる
第一證券
第一證券は、1938年に設立された証券会社です。営業当時(1938年-2000年)、債券の取扱比重が大きいのが特徴で、また元々は日本長期信用銀行系でしたが、1999年に三和銀行系となりました。
・1937年:角〆商会を創業(前身)
・1938年:角〆商会を改組して「第一證券」を設立
・1953年:丸山証券を吸収合併
・1970年:山大証券を吸収合併
・1971年:野島証券を吸収合併
・1974年:興和証券を吸収合併
・2000年:3社と合併して「つばさ証券」となる
UFJキャピタルマーケッツ証券の概要
UFJキャピタルマーケッツ証券は、2001年7月1日に三和銀行系の三和証券と東海銀行系の東海インターナショナル証券が合併して発足した証券会社です(2001年7月-2002年5月)。その後、2002年6月1日につばさ証券と合併して「UFJつばさ証券」となりました(存続会社:つばさ証券)。
・1994年:三和証券を設立
・1995年:東海インターナショナル証券を設立
・2001年:三和証券と東海インターナショナル証券が合併して「UFJキャピタルマーケッツ証券」を発足