新光証券
新光証券は、2000年4月1日から2009年5月6日まで使われた、証券会社の旧称です。
現在のみずほ証券の前身会社の一つで、2000年4月1日に新日本証券と和光証券が対等合併して発足し、東京都中央区八重洲に本社を置き、みずほフィナンシャルグループ系列(元は日本興業銀行系列)の総合証券会社として活動しました。
ちなみに、社名の「新光」とは、合併した両社の社名から一文字ずつ取ったものとなっています。
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新光証券からみずほ証券へ
新光証券は、2000年4月1日に新日本証券と和光証券が対等合併して発足しましたが、2009年5月7日にみずほフィナンシャルグループの証券会社の競争力を強化するために、上場会社の新光証券が存続会社となって、旧みずほ証券を吸収合併して「みずほ証券」に社名変更しました。
その後、2013年1月4日にグループ内の証券部門を統一するために、主にリテール向けを手掛けてきた「みずほインベスターズ証券」を吸収合併して、さらに企業規模を拡大し、大手証券の一角を占めるようになりました。
新光証券の前身の「新日本証券」
新日本証券は、新光証券の前身会社の一つで、日本興業銀行系の準大手証券会社でした(1967年3月から2000年3月まで存続、本社・東京)。
1917年に「大阪商事」として設立され、1948年に証券業登録し、1959年に「大商証券」に改称し、その後、1967年に玉塚證券と山叶證券を合併して「新日本証券」となりました。そして、2000年に和光証券と対等合併して、「新光証券(現・みずほ証券)」となりました(存続会社は新日本証券)。
・1891年05月:福島浪蔵商店を創業
・1891年10月:玉塚商店を創業
・1905年12月:合資会社福島商店を設立
・1917年07月:大阪商事株式会社を設立
・1918年03月:福島商店が株式会社山叶商会に
・1919年03月:株式会社玉塚商店を設立
・1944年03月:玉塚商店が玉塚證券に商号変更
・1944年05月:山叶商会が山叶證券に商号変更
・1959年01月:大阪商事が大商証券に商号変更
・1967年03月:大商証券が玉塚證券と山叶證券を合併し、新日本証券として新たに発足
・1975年11月:東証1部と大証1部に株式上場
・1987年06月:名証1部に株式上場
・2000年04月:和光証券と対等合併し、新光証券に社名変更
新光証券の前身の「和光証券」
和光証券は、新光証券の前身会社の一つで、準大手証券会社の一つでした(1947年12月から2000年3月まで存続、本社・東京)。
1947年に「大井証券」として設立され、1968年に「和光証券」に社名変更しました(元々は大阪に本社を置いていたが、首都圏の営業網を強化するため、1987年に本社を東京に移転)。そして、2000年4月に新日本証券と対等合併して、「新光証券(現・みずほ証券)」となりました。
・1947年12月:大井証券を設立
・1968年01月:和光証券に商号変更
・2000年04月:新日本証券と対等合併し、新光証券に社名変更
ちなみに、日本の証券業界において、和光証券グループは、営業当時、「調査の和光(和光経済研究所)」や「運用の和光(和光投資顧問)」の異名で知られていました。