FamiPay(ファミペイ)
FamiPay(ファミペイ)とは、スマートフォンにファミペイアプリを入れて利用する、スマホ決済(キャッシュレス決済)サービスをいいます。これは、ファミリーマートでの支払い、街中のお店での支払い、ネットのサイトでの支払い、請求書・払込票の支払いが簡単にできるようになっています。
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FamiPayの概要
FamiPay(ファミペイ)は、2019年7月から、コンビニのファミリーマート傘下のファミマデジタルワンが提供するスマホ決済サービスです。これは、基本的には、チャージして使う、決済サービスのため、事前にお金を入金しておく必要があります(初期設定の上限金額は10万円)。
現在、FamiPayのチャージ方法には、ファミリーマートの店頭レジでの現金チャージ、銀行口座からのチャージ、クレジットカードからのチャージ、ポイント交換などで送られてきたFamiPayギフトでのチャージなどがあります。この中で、銀行口座は、利用できる銀行が限定されており、またクレジットカードは、ファミマTカードを含む、JCBブランドのカードのみとなっています。
なお、FamiPayの決済手段には、チャージ以外に、審査が通った場合に利用できる「ファミペイ翌月払い」というものもあります。
FamiPayのファミマポイント
ファミリーマートでは、共通ポイントのVポイント、楽天ポイント、dポイントの3つが利用できますが、その他に、決済ポイントの「ファミマポイント」があるのをご存知でしょうか?
ファミマポイントとは、2024年7月に「FamiPayボーナス」が名称変更されたもので、FamiPayで利用できる決済ポイントとなっています。これには、FamiPayの利用で進呈される「通常ポイント」と、キャンペーンなどで進呈される「期間限定ポイント」の二つがあります。また、受け取ったポイントは、いずれも、チャージなしに、自動的にFamiPayの決済に利用されます。
現在、通常ポイントについては、還元率は0.5%で、200円につき、1円相当のポイントが付与されます。
FamiPayの支払方法と使える場所
FamiPayは、いくつかあるキャッシュレス決済サービスの中で、PayPayや楽天ペイなどと同様、スマートフォンに専用アプリを入れて利用する「コード決済」というイメージがありますが、その他に、タッチ決済やネット決済、請求書・払込票決済も利用できるのをご存知でしょうか?
また、FamiPayは、日常的には、コンビニのファミリーマートで使うことが一番多いですが、その他に、街中のお店やネットのサイトでも使えるのをご存知でしょうか?
ここでは、FamiPayの支払方法と使える場所について、簡単に紹介したいと思います。
FamiPayのコード決済(ファミリーマート)
FamiPayのコード決済は、日常的には、ファミリーマートでの支払いに使うことが一番多いです。
この場合、レジでファミペイアプリを開いて、トップ画面に表示されるバーコードをスキャナーで読み取ってもらうだけで支払いが完了します。また、スキャナーの読み込み1回で、支払い以外に、共通ポイント、クーポン、スタンプの機能も一度に使えるようになっています。
FamiPayのコード決済(街中のSmart Code加盟店)
FamiPayのコード決済は、ファミリーマート以外に、街中のSmart Code加盟店でも支払いに使えます。
Smart Codeとは、JCBが提供する、様々なバーコード決済を利用できるようにしたサービスです。2020年10月から、FamiPayは、Smart Codeに参加しているので、セブンイレブンなど一部を除き、Smart Code加盟店でも広く使えるようになっています。
これより、FamiPayのコード決済は、ファミリーマートの他にも、使えるお店がたくさんあり、具体的には、スーパーやドラッグストア、百貨店、量販店、専門店、ショッピングモール、飲食店、居酒屋などで広く使えるようになっています。
なお、実際のコード決済については、お店によって、コードを見せて支払うか、またはコードを読み取って支払うかの、いずれかの方式となっています。
FamiPayのタッチ決済(街中のQUICPay+加盟店)
FamiPayのタッチ決済は、街中のQUICPay+加盟店で支払いに使えます。
QUICPay+とは、JCBが運営する、お店の端末(専用リーダー)にスマートフォンをかざすだけで支払いが完了する電子マネーです。2023年から、ファミペイアプリでファミペイバーチャルカードを発行できるようになり、このカードを、Apple PayまたはGoogle Payに設定することで、電子マネーを利用した、タッチ決済ができるようになっています。
現在、FamiPayのタッチ決済は、日本全国のQUICPay+加盟店で広く使えるようになっており、具体的には、コンビニやスーパー、ドラッグストア、飲食店、百貨店、量販店、専門店、アミューズメントなどで広く使え、有名なところでは、大体使える感じです。
FamiPayのネット決済
FamiPayのネット決済は、ネットのFamiPay加盟店サイトとJCB加盟店サイトで支払いに使えます。
ネットのFamiPay加盟店サイトでは、FamiPayにログインして、オンライン決済で支払うことができるようになっており、現在、メルカリ、ラクマ、Gree、JAタウンといった一部のサイトで利用できます。
また、ネットのJCB加盟店サイトでは、JCBブランドのファミペイバーチャルカードを利用し、カード情報を入力して支払うことができます。
FamiPayの請求書・払込票決済
FamiPayの請求書・払込票決済は、自宅などで、請求書や払込票の支払いができるようになっています。
具体的には、FamiPayで支払対象となる、バーコードのみ印刷された請求書(払込票)や、地方税統一QR(eL-QR)が印刷された請求書(払込票)を、ファミペイのアプリを起動して、コードを読み取ることで、簡単に支払えるようになっています。
ファミペイアプリのサービス
ファミペイアプリは、その名称から、決済サービスの専用アプリと思ってしまいますが、実際は、ファミリーマートの様々なサービスが利用できる公式アプリです(2019年7月からサービス開始)。
これは、決済サービスのFamiPayを利用する際に、スマホに入れるアプリですが、これまでに何度かアップデートされて、現在では、様々なサービスが利用できるようになっています。具体的には、決済サービスのFamiPay以外に、ファミマメンバーズプログラム、ファミペイバーチャルカード、ファミペイ翌月払い、ファミペイローン、ファミペイWEB予約、ポイント、クーポン、回数券、ギフト、ブランドページといったサービスが利用できます。
ここでは、ファミペイアプリのサービスの中で、ファミマメンバーズプログラム、ファミペイバーチャルカード、ファミペイ翌月払い、ファミペイローンの4つを簡単に紹介したいと思います。
ファミマメンバーズプログラム
ファミマメンバーズプログラムとは、レギュラー、シルバー、ゴールド、アンバサダーの4つの会員ランクから構成される、ファミペイの会員プログラムをいいます。これは、ファミリーマートでの買い物の際に、ファミペイのバーコードをスキャンして買い物をすると、月間の来店回数と購入金額に応じて翌月のランクが決定し、様々な特典が進呈されるというものです。
現在、ファミマメンバーズプログラムで、どのような特典が進呈されるのかと言うと、お得なクーポンや、決済に使えるファミマポイントなどが貰えます。
ファミペイバーチャルカード
ファミペイバーチャルカードとは、JCBブランドが付帯した、前払い式のプリペイドカードをいいます。これは、ファミペイアプリから誰でも申し込めて、年会費・発行手数料が無料で、すぐに発行され、またファミペイ残高の範囲内で支払いに利用できるようになっています。
現在、街中で利用する場合は、ファミペイバーチャルカードを、Apple PayまたはGoogle Payに設定することで、QUICPay+加盟店で、スマホのタッチ決済で支払いができます。また、ネットで利用する場合は、JCB加盟店サイトで、カード情報を入力して、支払いができます。
ファミペイ翌月払い
ファミペイ翌月払いとは、1カ月間に利用したFamiPayの支払いを、翌月にまとめて一括で支払えるサービスをいいます。これは、ファミペイアプリから簡単に申し込めて、審査に通った場合に利用できます。また、最大3カ月先まで支払いを繰延できる、「スキップ払い」という機能も用意されています。
ファミペイローン
ファミペイローンとは、FamiPayの提供先であるファミマデジタルワンが貸金業法における貸金業者としてサービスを提供する無担保ローンをいいます。これは、申込から返済まで、ファミペイアプリで完結し、審査に通った場合に利用できます。また、実際の借入方法は二つで、FamiPay残高へのチャージの場合は即時に反映され、また本人名義の銀行口座への入金の場合は即時に振込されます。
現在、ファミペイローンの利用限度額は、1万円から300万円までで、実際の借入は、1000円単位で必要な金額だけ借りられます。また、返済方式は、残高スライドリボルビング方式となっています。
ファミペイアプリのメリット
最後に、ファミペイアプリのメリットについて、4つほど説明したいと思います。
ファミリーマートで多くの特典がある
一つ目のメリットは、ファミリーマートの公式アプリなので、ファミリーマートで多くの特典があります。
具体的には、ファミペイの新規会員登録で、ファミリーマートで何らかの商品と交換できる無料クーポンがもらえます。また、登録後には、アプリ限定のおトクなクーポンが届きます。さらに、アプリのスタンプやゲーム、ブランドページなどでも、クーポンがもらえます。
コード決済はかなり広く利用できる
二つ目のメリットは、ファミペイアプリのコード決済は、かなり広く利用できます。
ファミペイアプリのコード決済(FamiPay)は、ファミリーマートで一番使うことが多いですが、その他に、街中のSmart Code加盟店でも使えます。現在、Smart Code加盟店には、スーパーやドラッグストア、百貨店、量販店、専門店、ショッピングモール、飲食店、居酒屋などが広く加盟しており、日本全国の多くの店舗で、ファミペイアプリのコード決済が利用できます。
現状では、コード決済において、Smart Codeを知らないため、ファミリーマートでしか使っていない方も多いですが、一方で、Smart Code加盟店でも使えば、決済ポイントのファミマポイントをさらに貯められます。
ファミリーマートでポイントが貯められる
三つ目のメリットは、ファミリーマートでポイントが貯められます。
現在、ファミペイアプリには、共通ポイントのdポイント、楽天ポイント、Vポイントのポイントカードを登録することができます。
ファミペイアプリに共通ポイントを登録した場合、ファミリーマートの店舗でコード決済をすると、ポイントカードを提示しなくても、トップ画面に表示設定したポイントが自動的に貯まります。さらに、決済ポイントのファミマポイントも自動的に貯まり、ポイントの二重取りができます。
ファミペイ回数券で人気商品が買える
四つ目のメリットは、ファミペイ回数券で人気商品が買えます。
ファミペイ回数券とは、ファミペイアプリでのみ購入ができる、複数枚つづりの電子クーポンをいいます。例えば、ファミリーマートのファミマカフェで、10杯買うと1杯分がオトクとなる11杯券があります。また、この回数券は、アプリ上において、購入後に他の人に送ったり、他の人から受け取ったりすることもできます。