総資産回転率
読み方: | そうしさんかいてんりつ |
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分類: | 財務分析 |
総資産回転率は、「総資本回転率」とも呼ばれ、売上と資産の関係に着目した財務指標で、売上高を総資産で割った数値をいいます。
各事業年度(1年間)において、企業が総資産をどれだけ効率よく使って、売上を上げているかを見るもので、通常、事業に投資した資産は売上によって回収されるため、総資産回転率が大きいほど資産が効率よく活用され、少ない資産(元手)で大きな売上高を達成していることになります。
総資産回転率=売上高÷総資産
一般に総資産回転率を向上させるには、現在の総資産を増やさずに効果的な販売戦略(マーケティング・営業等)によって売上高を増加させるか、または、現在の売上高を維持しながら、不要な資産(遊休資産等)を処分あるいは圧縮して総資産を減少させる必要があります。