非支配株主持分(少数株主持分)
読み方: | ひしはいかぶぬしもちぶん |
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英語: | Minority interests |
分類: | 勘定科目(B/S) |
非支配株主持分は、かつては「少数株主持分」と呼ばれ、連結子会社の純資産のうち、親会社が所有していない部分をいいます。
企業の連結決算において、親会社以外の株主が存在する子会社の財務諸表を連結する場合に生ずる固有の勘定科目で、現在、連結貸借対照表の「純資産の部」に記載されますが、親会社の株主に帰属するものではないため、株主資本とは区別されます。
一般に親会社が子会社に対して100%の株式を出資している場合は、その子会社の純資産の勘定は全て親会社に帰属すると言えますが、一方で親会社が子会社に対して部分的にしか出資していない場合は、その子会社の純資産の勘定は「親会社に帰属する部分」と「親会社以外の株主(少数株主)に帰属する部分」に分かれます。
これより、連結子会社において、少数株主(非支配株主)に帰属する部分(非支配株主持分)については、持分比率に基づき、連結貸借対照表の「純資産の部」に計上されることになります。
※2015年4月1日以後開始する連結会計年度から、「非支配株主持分」という名称に変わった。