準固定費

読み方: じゅんこていひ
分類: 財務分析

準固定費は、一定水準までの操業度の変化では固定的であるものの、ある一定水準を超えると増加してしまう費用をいいます。これは、固定費変動費の中間的なもので、当初の固定状態から増業度の上昇によって、階段的に増えていくのが特色となっています。

例えば、小売業や製造業などでシフト制で勤務している非正規社員の人員配置については、繁忙期・閑散期にかかわらず、最低人数は常に配置しておく必要があり、人件費として一定額は常に発生する一方で、繁忙期では一時的に増員して対応する必要があり、人件費は増加することになります。

◎準固定費は、固定費と変動費の性質を併せ持っている。

◎ある最低金額が常に発生し、かつ一定量を超えると、費用が段階的かつ固定的に増加する。

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