キャッシュアウト

キャッシュアウトは、「キャッシュアウトフロー」とも呼ばれ、経済主体から出ていくお金、または資金の流出のことをいいます。これは、企業においては、商品の仕入や借入金の返済、社債の償還、固定資産の購入、設備投資の実施、株主への配当などによって、現金や現金同等物が減少することやその金額を指します。

一方で、キャッシュアウト（Cash out）に対して、経済主体に入ってくるお金、または資金の流入のことを「キャッシュイン（Cash in）」と言います。また、この二つの総称（資金の流れ）、またはその差として求められる資金の増減（収支）のことを「キャッシュフロー（Cash flow）」と言います。

◎キャッシュフロー＝キャッシュイン－キャッシュアウト

なお、キャッシュアウトは、上記の他に、不動産投資では、家賃収入が借入金の返済額を下回ることをいう場合に使われ、また会社法では、現金を対価として少数株主を強制的に会社から排除することを「キャッシュアウト（スクイーズアウト）」と呼んでいます。