研修費

研修費は、「教育研修費」とも呼ばれ、企業の業務に直接必要な技能や知識などを得るための研修に関する経費をいいます。

損益計算書（P/L）の販売費及び一般管理費に区分される勘定科目の一つで、具体的には、研修会等（研修会や研究会、講習会、セミナー、教育訓練など）への参加費用、研修会等の開催費用、研修会等の講師費用、研修会等の委託費などが該当します。また、従業員の採用と研修費を一緒に処理できる勘定科目に「採用教育費」があります。

◎損益計算書 > 経常損益 > 営業損益 > 販売費及び一般管理費 > 研修費

一般に「研修費」に計上できる研修等は、業務に直接関係があるものに限られ、一方で業務に直接関係のない研修等を受講する場合は対象外となります。例えば、経理業務を担当していない従業員が簿記等の経理に関する資格を取得するために研修を受ける場合は、業務と直接関係がないと判断されるため、経費計上が認められません。

なお、研修受講の移動や宿泊にかかった経費は「旅費交通費」、研修講師に提供したお茶代や弁当代などは「会議費」、また直接業務に関係する書籍を購入した場合の経費は「新聞図書費」で処理します。