外注費

読み方: がいちゅうひ
分類: 勘定科目(P/L)

外注費は、「業務委託費」とも呼ばれ、業務請負契約などによって、会社の業務の一部を外部の企業や個人事業主などに委託(アウトソーシング)する際に支払う費用をいいます。

損益計算書(P/L)の販売費及び一般管理費に区分される勘定科目の一つで、具体的には、日常の事務処理やコールセンター、物流業務、システム運用などを委託したり、スポットで制作業務やシステム開発などを委託したり、また専門のコンサルタントを活用したりする場合に計上します。

なお、製造業や建設業などで、材料を供給して、製造工程や工事の一部を他の会社に委託する際に発生する費用については、「外注加工費」で処理します。

<外注費と給与の判定基準&処理>

事業者が請負契約等において自己の計算で独立して事業を行う場合には、その者に対する対価は「外注費」として取り扱われる。

●外注費について

請負契約、もしくはこれに準ずる契約に基づいて受ける役務の提供の対価。経理上の処理は、消費税は課税仕入れに該当し、また源泉所得税は控除するかは業種による。

●給与について

雇用契約、もしくはこれに準ずる契約に基づいて受ける役務の提供の対価。経理上の処理は、消費税は課税仕入れに該当せず、また源泉所得税は控除が必須となる。

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