外注加工費
読み方: | がいちゅうかこうひ |
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分類: | 勘定科目(P/L) |
外注加工費は、材料を供給して、製造工程や工事の一部を他の会社に委託する際に発生する費用を処理するための勘定科目をいいます。これは、製造業や建設業などの会計処理(経理)において、工業簿記の製造原価の一つである経費に計上されるものです。
一般に外注加工費は、一定の原価計算(製品の生産に要した費用の会計上の集計方法)を通じて、製品製造原価となる「直接経費」という位置付けになります。また、業態によっては、大きなウエイトを占めることがあるため、材料費、労務費、経費に次ぐ、第4の原価要素として区分されることもあります。
なお、販売業やサービス業などでは、外注加工費に当たるものは、商業簿記での「外注費」や「業務委託費」といった勘定科目で処理を行います。
<製造原価について>
製造原価とは、製品を製造するために要した費用をいい、その分類視点として、形態別の分類(材料費、労務費、経費)、製品との関連における分類(製造直接費、製造間接費)、操業度との関連における分類(固定費、変動費)の3つがある。