リキャピタリゼーション
英語: | Recapitalization |
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分類: | ファイナンス |
リキャピタリゼーション(Recapitalization)は、資本修正や資本変更、資本再構成のことをいいます。
具体的には、株式会社が資本と負債を再構成することを意味し、貸借対照表の右側の資本と負債の入れ替えをうまく行い、資本効率を高めたり、資本コストを下げたりすることで、企業価値の向上につなげることを目的としています。
◎超低金利下において、借入金を増やして、その分を自社株買いに充てて自己資本比率を低くすれば、ROEが上がる。
◎新株予約権付社債(CB)で調達した資金で自社株買いをする「リキャップCB」を行えば、CB発行により企業の負債は増加するものの、自社株買いにより資本を圧縮できるので自己資本比率が低下し、結果的にROEが引き上げられる効果がある。
なお、ファイナンス理論によれば、負債を増やして資本を減らす資本の再構成は「レバレッジド・リキャピタリゼーション」と呼ばれ、企業の資本効率を高めて、長期的には収益向上に資すると考えられています。