資本
読み方: | しほん |
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英語: | Capital |
分類: | 概念 |
資本は、ビジネスや会計学、経済学などで広く使われる用語で、元手、資金、純資産、自己資本、生産3要素の一つといった意味があります。この中で、会計学(簿記)では、現在、「資本」という勘定科目はなく、用法面で曖昧に使われることが多いです。
●ビジネスにおける「資本」
事業活動を行うための元手(資金)のことをいう。
●会計学における「資本」
広義には、貸借対照表における資産と負債の差額である「純資産」をいい、また狭義には、資本金や資本剰余金、利益剰余金、自己株式などから構成される「株主資本」をいう。さらに、「資本金」や「総資本」などの意味で使われることもある。
●経済学における「資本」
新古典派経済学やケインズ経済学など主流派経済学では、土地や労働と並ぶ、生産3要素の一つをいう。また、マルクス経済学では、剰余価値を生むことにより自己増殖する価値の運動体と定義されている。