投資キャッシュフロー
読み方: | とうしきゃっしゅふろー |
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分類: | 財務分析 |
投資キャッシュフローは、「投資CF」とも略され、企業の投資活動により発生したキャッシュフローをいいます。
各種資産に関係するお金の出入りを表すもので、キャッシュフロー計算書において、固定資産(土地・建物・生産設備等)の取得や売却、有価証券の取得や売却、貸付の実行や回収などの投資活動に関係するキャッシュフローの情報が記載されています。
また、営業キャッシュフローと投資キャッシュフローを足して「フリーキャッシュフロー」が求められます。
◎フリーキャッシュフロー=営業キャッシュフロー+投資キャッシュフロー
一般に営利を追求する企業は、成長を目指して設備投資や企業買収などで企業規模を拡大しようと考えるので、特に成長過程の企業は、投資CFが赤字になることが多いです。また、製造業や情報通信業など、経常的に設備(更新)投資を行っている場合、正味の投資CFが赤字になる傾向があります。
その一方で、業績不振の企業において、リストラによる本社ビル売却や工場売却などで資産規模を縮小した場合、黒字になることもあります。