社内金利

読み方: しゃないきんり
英語: Internal interest
分類: 企業会計

社内金利は、企業の社内金利制度において、事業部等の業績評価を公正に行うために、各事業部等の資金の使用量に応じて負担させる金利をいいます。

社内金利制度とは、社内資本金制度と共に、日本で生まれた管理会計の仕組みで、本社から事業部等の各セグメントへ資本を投下する際に投下資本に対して一定の金利を課す制度であり、課された金利は各セグメントの利益から控除されることになります。また、社内金利の水準については、市中金利などを基に設定されることが多いです。

一般に社内金利制度は、損益計算書(P/L)の観点を盛り込むことにより、各事業部等が金利節減を図ると共に、適正な利益管理や資金管理で、より効果的な事業運営を行うようになることを意図しています。

※社内資本金制度:会社の資本金を各セグメントに設定(配賦)する制度。

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