デジタルクーポン債
読み方: | でじたるくーぽんさい |
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分類: | 債券通称 |
デジタルクーポン債は、株式や株価指数、為替レートなどの参照対象の価格が基準値を上回ったか下回ったかなどの状況をもとに、利率が決定される債券をいいます。
仕組債の一種で、当初の金利(利率)の後に、利率決定日の参照対象の価格によって利率の基準(高低)が二つ以上設けられていることから、0と1で数値を表現する二進法を利用した「デジタルコンピューター」が名称の由来だそうです。
なお、デジタルクーポン債は、利率が変わる他に、早期償還やノックインなどの条項が設けられていることが多いです。
<デジタルクーポン債の例>
早期償還条項付ノックイン型日経平均株価連動デジタルクーポン円建社債(期間:約3年、利払い:年4回)
当初3カ月は3.0%、以降は3.0%または0.50%
・利率決定日の日経平均株価終値が利率決定価格以上の場合:年率3.00%(税引前)
・利率決定日の日経平均株価終値が利率決定価格未満の場合:年率0.50%(税引前)
※利率決定日:各利払日の10予定取引所営業日前の日
※利率決定価格:基準価格の85%