利率
読み方: | りりつ |
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分類: | 利回り |
利率は、「利子率」の略で、元金(元本)に対する利息(利子)の割合をいいます。これは、預金や債券、保険、年金、ローンなどで広く使われる概念(用語)で、通常、年換算した「年利率」で表示されます。
ここでは、金融取引の基本である「利率」について、簡単にまとめてみました。
目次:コンテンツ構成
利率と利息の関係について
利率は、元金に対する利息の割合で、通常、資産運用においては、年利率で把握して判断することが多いです。
例えば、年利率が1%で預入期間が3ヵ月のスーパー定期に100万円を預けた場合、満期時の受取利息(税込)は、以下のようになります。
{(100万円×1%)÷(12ヵ月÷3ヵ月)}=2500円
利率の種類について
利率は、単独でも使われますが、他の用語と組み合わせて使われることも多いです。
|預金|
預金商品利率、期日前解約利率(中途解約利率)
|債券|
適用利率、表面利率
|融資|
借入利率、貸付利率、融資利率
|保険|
予定利率、割引利率、積立利率、据置利率
|年金|
予定利率、年金給付利率、保証利率
|ローン|
法定利率、約定利率、奨学金貸与利率
利率と利回りの相違について
利率と関連した用語で、微妙に異なるものに「利回り」があります。利率が元金(元本)に対する利息(利子)の割合をいうのに対して、利回りは一定期間に得られた利子や配当などの収益を元本で割り、通常、年換算したもの(年利回り)となっています。
利率と金利の相違について
利率と金利は、元金(元本)に対する利子(利息)の割合という基本的な意味では同じですが、金利の方は「お金の貸し借りに対する使用料(賃借料)」という意味もあるので、利率と比べて、より広く使われています。