端数価格

端数価格は、98円や1980円のように端数をつけて消費者に安さを印象づける価格をいいます。これは、消費者心理を考慮した価格設定である「心理的価格」の一つで、日本では末広がりの「8」を端数とすることが多く、また海外では「9」や「5」を端数とすることが多いです。

一般に端数価格は、スーパーや量販店などの小売業でよく見られるもので、消費者に価格面で安いという印象（イメージ）を与え、その商品の購入を促進しようとするものです。一方で、昨今では、このような価格政策の狙いは消費者も既に知っており、端数価格だけで購入を促進することは難しくなっています。