慣習価格
読み方: | かんしゅうかかく |
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分類: | 価格 |
慣習価格は、「カスタマリー・プライス」とも呼ばれ、長年、消費者が特定の商品に対して認識している価格水準をいいます。これは、消費者心理を考慮した価格設定である「心理的価格」の一つで、缶ジュースや缶コーヒー、ガム、飴、豆腐、もやしなどの価格が例として挙げられます。
一般に慣習価格の商品は、値下げをしても需要は大きく伸びない一方で、値上げをすると消費者は敏感に反応し、需要が減ってしまいます。そのため、原材料高や人件費高などで製造コストが上がった場合、サイズや内容量を減らして価格を維持するといった対応(調整)が行われることがあります。