中間留分
読み方: | ちゅうかんりゅうぶん |
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英語: | Middle distillate |
分類: | 石油 |
中間留分は、石油系燃料油において、最も軽質なナフサ、ガソリン、主として残油を主体に構成されるB重油およびC重油を除いた留分(分別蒸留された各々の部分)をいいます。
その油種数が灯油・軽油・A重油の三種であることから「中間三品」とも呼ばれ、用途的には、家庭用や輸送用、業務用を中心に広く日常に密着した場面で使用されています。また、この三種にジェット燃料油を加えたものを「中間四品」と呼ぶこともあります。
なお、石油系燃料油は、日本では、ナフサ、ガソリン、ジェット燃料油、灯油、軽油、A重油、B重油、およびC重油に分類されています(現在、B重油は、ほとんど生産されていない)。
※A重油:原油の常圧蒸留により底から得られる残油を処理して得られる重質の石油製品で、軽油90%に少量の残渣油を混ぜたもの。