軽油
読み方: | けいゆ |
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英語: | Light oil |
分類: | 石油 |
軽油は、原油を常圧蒸留して各種の留分を得る際に、灯油と重油の中間で得られる留分をいいます。これは、沸点範囲がおよそ170~370度の炭化水素成分で構成されており、黄色みがかった色のついた透明の油となっています。
一般に軽油の用途は、主としてトラック・バス・鉄道車両・船舶等のディーゼルエンジン用の燃料として使用されるほか、発電、農業・建設機械のディーゼルエンジン用の燃料、ボイラー等の加熱用の燃料としても使用されます。また、ディーゼルエンジンに使用する燃料では、着火性や動粘度、低温特性、潤滑性が適切な範囲であることが必要となります。
なお、日本のJIS規格では、軽油について、流動点の違いにより、特1号、1号、2号、3号、特3号の5種類に分類しており、夏期は1号または特1号、冬期は2号(寒冷地は3号、特3号)と、季節により使い分けるようになっています。