CIC（シー・アイ・シー）

CICは、正式名称を「株式会社シー・アイ・シー」と言い、クレジット会社の共同出資により1984年に設立された、主に割賦販売や消費者ローンなどのクレジット事業を営む企業を会員とする信用情報機関をいいます。

現在、割賦販売法および貸金業法に基づく指定信用情報機関として指定を受けた唯一の機関で、消費者のクレジットやローンの利用に関する信用情報の収集・管理・提供・開示を行っています。

目次：コンテンツ構成

• CICの経営理念と会員業種
• CICの業務と役割
• CICの情報開示（個人信用情報の確認）

CICの経営理念と会員業種

CICは、主に割賦販売や消費者ローンなどのクレジット事業を営む企業を会員とする信用情報機関です。

CICの経営理念

会員および消費者からの信頼のもと、個人信用情報の保護と整備に努め、消費者信用の健全な発展を通じて豊かな社会の実現に貢献する。

CICの会員業種

信販会社、百貨店、専門店、流通系クレジット会社、銀行系クレジットカード会社、家電メーカー系クレジット会社、自動車メーカー系クレジット会社、リース会社、保険会社、保証会社、銀行、農協、労働金庫、消費者金融会社、携帯電話会社など。

CICの業務と役割

CICの業務は、消費者が過去に契約したクレジットやローンの取引に関する個人信用情報を、加盟会員であるクレジット会社などから預かり、クレジット会社が新たに消費者とクレジット契約を取り交わす際に、消費者の支払能力の調査・判断の参考とするため、それらの情報をクレジット会社に提供することです。

これによって、クレジット会社は、消費者の経済的な信用状態を把握することが可能となり、クレジット会社と消費者が共に安心かつ迅速にクレジット契約を行うことができます。また、消費者の返済能力を超えた多重・多額の借入や過剰与信へのチェック機能としての役割も果たしています。

＜CICの主な役割＞

・消費者の支払能力に応じた適正なクレジット契約の実現
・迅速な情報提供によるクレジット・ローン取引の促進
・消費者の多重債務・自己破産の未然防止

CICの情報開示（個人信用情報の確認）

CICの情報開示とは、本人の申込みにより、CICに加盟している会員会社（クレジット会社等）との契約内容や支払状況等の個人信用情報を確認できる制度で、自分の情報がCICに登録されているのか、またどのように登録されているかを確認することができます。

現在、CICの情報開示の申込方法には、インターネット（パソコン・スマートフォン・携帯電話）、郵送、窓口より選択でき、また開示方法には、インターネット開示、郵送開示、窓口開示があります。

＜CICの個人信用情報＞

個人信用情報は、プライバシーに深く関わるものなので、その取扱いには厳重な注意が必要となり、具体的には、クレジット会社からCICへのクレジット情報の登録は全て消費者の同意に基づいて行われ、その後も情報の最新性・正確性の維持を図りながら、支払能力の調査・判断以外の目的に使用されることのないように管理体制の強化を図っている。