メジャーカレンシー

メジャーカレンシーは、「メジャー通貨」や「主要通貨」とも呼ばれ、外国為替市場において、取引量も取引参加者も多い通貨をいいます。

国際的な市場（マーケット）で取引される通貨で、具体的には、米ドルやユーロ、日本円、英ポンド、スイスフランが該当し、また、これらに加えて、オーストラリアドルとカナダドルを含めるという考え方もあります。

一般に外国為替市場には「メジャーカレンシー」と「マイナーカレンシー」という区分があり、その区分の判断の元になるのは、リクイディティ（流動性）がある（高い）かどうかで、基本的にメジャーカレンシー以外は全てマイナーカレンシーとなります。

◎メジャーカレンシーでは、市場の流動性において、ほとんど問題はなく、安心して取引できる。

◎マイナーカレンシーでは、市場の流動性だけでなく、通貨によっては、制度面や信用面などで問題が発生するリスクもある。

なお、外国為替証拠金取引では、多様な通貨ペアが用意されていますが、メジャーカレンシーとして流動性の高い通貨ペアは、米ドル、ユーロ、日本円、英ポンド、スイスフランを組み合わせたものだけで、高金利で人気のあるNZドル／円や南アランド／円、トルコリラ／円などは、世界的に見れば流動性が低いのでご注意ください。