限月
読み方: | げんげつ |
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英語: | Contract month, Delivery month |
分類: | 限月 |
限月は、「期限の月」の略で、期限が満了となる月(最終決済月)をいいます。これは、株価指数や国債証券、金利、商品などの取引所の先物・オプション取引で使われる用語で、例えば、3月に期限が満了となるものは「3月限」と言います。また、取引所に上場された限月のものを売買することを「限月取引」と言います。
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限月の基本概念
限月の基本概念として、中心限月と限月交代、期近と期先、当限と中限と先限があります。
中心限月と限月交代
|中心限月|
商い(取引)が最も多い限月。
|限月交代|
最も取引高の多い限月である「中心限月」が交代すること。
期近と期先
|期近(期近限月)|
受渡期日までの期間が最も短い限月。
|期先(期先限月)|
受渡期日までの期間が最も先の限月、あるいは期近限月に比べて決済期限が後(将来)の限月。
当限と中限と先限
|当限|
取引最終日(期限日)が最も早く到来する限月(取引)。
|中限|
取引される限月のうち、取引最終日(期限日)までの期間が最も短いものと最も長いものを除く、中間の限月。
|先限|
限月を立てて行う清算取引において、取引最終日(期限日)が最も先の(遅い)月のもの。
限月の決済・ロールオーバー
株価指数先物・オプション取引では、清算期限である満期日の清算価格を「特別清算指数(SQ:Special Quotation)」と言い、満期日の前営業日である取引最終日まで反対売買をしない場合は、当初の売買価格とSQ値との差額で自動的に決済されます。
また、次の限月以降もポジション面で建玉を継続するために、期限を乗り換えることを「ロールオーバー」と言います。
<大阪取引所の限月について>
現在、日本最大のデリバティブ市場である大阪取引所で取引されている株価指数や国債証券などの先物・オプション取引では、先物取引の限月は3月・6月・9月・12月で、またオプション取引の限月は毎月となっている。