建玉
読み方: | たてぎょく |
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英語: | Open interest |
分類: | 市場取引 |
建玉(建て玉)は、「玉(ぎょく)」とも呼ばれ、信用取引や株価指数先物・オプション取引、商品先物取引、外国為替証拠金取引、CFD取引などの証拠金取引において、取引約定後に反対売買されずに残っている未決済分、もしくは未決済になっている契約総数のことをいいます。
これには、二つの種類があり、買付けとなっているものを「買建玉」、売付けとなっているものを「売建玉」と言います。
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建玉の概念
建玉は、マーケットにおいては、相場動向によって日々増減し、売買高や市場規模などを計る際の一つのバロメーター(目安)となっています。また、ある契約の建玉が一つあるということは、その契約に関して一人の売り手と買い手がいることを意味します。
一方で、市場参加者(投資家)においては、自己の相場観で「買い建て」もしくは「売り建て」を行っている契約総数を指し、この場合、取引口座にある証拠金によって、取引できる建玉に制限があるので、新規建余力や証拠金余力、維持率、追証余裕額などには常に注意が必用です。
建玉の損益
証拠金取引において、「買い建て」もしくは「売り建て」をすると、その時々の市場価格(時価)で評価損益が発生し、その後、相場動向を見ながら反対売買(決済)を行うことで、実現損益が確定することになります。
なお、同一銘柄の複数の建玉の中から特定の建玉のみを決済したい場合は、注文の際に決済建玉を指定する必要があります。