コンドラチェフ循環
読み方: | こんどらちぇふじゅんかん |
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英語: | Kondratieff Wave |
分類: | 景気 |
コンドラチェフ循環は、「コンドラチェフサイクル」や「コンドラチェフの波」、「長期循環」、「大循環」、「長期波動」とも呼ばれ、約50年の周期の景気循環をいいます。
景気循環の一つの形態を表したもので、旧ソ連の経済学者ニコライ・コンドラチェフ(1892-1938)の研究でその存在が提唱され、その後、オーストリアの経済学者ヨーゼフ・シュンペーター(1883-1950)の景気循環論(1939)の中で名付けられました。
コンドラチェフ循環の要因として、シュンペーターは「技術革新」を挙げていますが、その他に「戦争の存在」を挙げる説もあります。
・第1波の1780-1840年代:紡績機、蒸気機関などの発明による産業革命
・第2波の1840-1890年代:鉄道などの建設
・第3波の1890年代以降:電気、化学、自動車などの発達