S&Pケース・シラー住宅価格指数
読み方: | えすあんどぴーけーすしらーじゅうたくかかくしすう |
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英語: | S&P/Case-Shiller Home Price Indices |
分類: | 米国 |
S&Pケース・シラー住宅価格指数は、S&Pダウ・ジョーンズ・インデックス(S&P Dow Jones Indices)が発表する、アメリカ合衆国の住宅価格の水準を示す指数をいいます。
全米の調査対象地域の一定期間の住宅売買のデータ(再販価格)を集計し、リピート・セールス・プライシング法によって、2000年1月の価格を100として算出される指数で、1980年代にカール・ケース(Karl E. Case)とロバート・シラー(Robert Shiller)の二人の教授が中心となって開発され、以下のような種類があります。
現在、S&Pケース・シラー住宅価格指数は、米国内の住宅価格動向を示す最も一般的な指数となっており、特に住宅価格は個人消費に大きな影響を及ぼすことから、米国の景気指標としても重視されています。
全米住宅価格指数(U.S. National Home Price Index)
全米住宅価格指数は、全米の9つの調査区域(ニューイングランド、パシフィック、ミドル・アトランティック、サウス・アトランティック、マウンテン、イースト・ノース・セントラル、ウエスト・ノース・セントラル、イースト・サウス・セントラル、ウエスト・サウス・セントラル)における総合指数で、四半期毎(2・5・8・11月)に算出・公表されます。
10大都市圏指数(10-City Composite)
10大都市圏指数は、毎月、ボストン、シカゴ、デンバー、ラスベガス、ロサンゼルス、マイアミ、ニューヨーク、サンディエゴ、サンフランシスコ、ワシントンの10大都市圏の指数から算出・公表されます。また、本指数には、先物市場が存在するため、先物価格を見ることにより、市場が将来の住宅価格をどのように予想しているかが分かります。
20大都市圏指数(20-City Composite)
20大都市圏指数は、毎月、上記の10大都市圏に、アトランタ、シャーロット、クリーブランド、ダラス、デトロイト、ミネアポリス、フェニックス、ポートランド、シアトル、タンパを加えた20大都市圏の指数から算出・公表されます。
大都市圏指数
大都市圏指数は、上記の20大都市圏において、それぞれの住宅価格指数をいいます。都市圏毎の個別の住宅相場を見たい場合に利用します。