外務員
読み方: | がいむいん |
---|---|
分類: | 職種 |
外務員は、金融商品取引業者等で、金融商品取引業務(有価証券に関連する業務)を行う者をいいます。また、金融商品取引業者等とは、金融商品取引業務を行う金融商品取引業者(証券会社等)や登録金融機関(銀行・保険会社等)などをいいます。
現在、外務員になるには、金融商品取引業者等に入った後、その氏名等を金融庁(行政)に登録することが金融商品取引法により義務付けられています(この登録手続きが終了しなければ、「外務員」として活動することができない)。
なお、外務員として登録を受けるためには、「外務員資格」を保有していることが前提となっています。
目次:コンテンツ構成
外務員資格の種類
現在、有効な外務員資格には、以下の6種類があります。
(1)一種外務員資格
(2)二種外務員資格
(3)特別会員一種外務員資格
(4)特別会員二種外務員資格
(5)特別会員四種外務員資格
(6)信用取引外務員資格
この中で、証券会社で取得できる資格は、上記(1)と(2)で、銀行・保険会社等で取得できる資格は、上記(1)~(4)です。また、(1)と(2)は、株式をはじめ幅広い有価証券の取引を取扱うことができるのに対して、(3)~(5)は、国債や投資信託など限定された有価証券の取引を取扱うことができます。
◎日本証券業協会は、行政から委任されて、金融商品取引業者等から提出された外務員登録申請に係る事務を行っており、その中で外務員資格試験を実施している。
◎(1)と(2)の資格試験は、本協会の協会員の役職員だけでなく、一般個人の受験も可能。
◎(5)と(6)の資格試験は、現在、実施しておらず。
外務員資格試験の出題科目
一種外務員資格試験と二種外務員資格試験の出題科目は、以下のようになっており、7割以上の得点で合格となります。
法令・諸規則
・金融商品取引法及び関係法令
・金融商品の勧誘・販売に関係する法律
・協会定款・諸規則
・取引所定款・諸規則
商品業務
・株式業務
・債券業務
・投資信託及び投資法人に関する業務
・付随業務
・デリバティブ取引(一種試験のみ)
関連科目
・証券市場の基礎知識
・株式会社法概論
・経済・金融・財政の常識
・財務諸表と企業分析
・証券税制
・セールス業務